0219-1.jpg

 とても面白い小説だった。わけもわからずタイトルに惹かれていて、読んでみたいと漠然と思っていた。読みたい理由はなくて、タイトルが魅力的だったことと、本の装丁が良いことだった。でも、読んでみて良かったと思った。瀬尾まいこさんの『天国はまだ遠く』や梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』と共通するテイストがあると思った。『食堂かたつむり』みたいな文章は、僕好みの文章だと思う。さらっと流れて行くような、妙に主張していなくて、それでいてちょっと心に残る、そんな文章と物語が好きだ。感じ方を読者に委ねてくれるのだけど、伝えたいことは伝わっている、そんな小説がいい。何だか映画も観てみたくなった。
(28冊目/2010年)
 人気ブログランキングへ