
『スミスの本棚』
テレビ東京のワールドビジネスサテライトという報道番組のひとつのコーナー「スミスの本棚」を本にしたのが、この『スミスの本棚
』。本を読んで初めて知って、ブログに書こうとして初めてテレビ東京のサイトを見た。この本が出版された後も、いろいろな方が出演されている。テレビを見てみたいという気もあるが、この本の第二弾が出版されるのを待とうかなと思ったりもする。テレビでは短く編集されているが、本の方が取材された内容が多く反映されているようだ。
ゲストも幅が広い。いろいろな分野でいろんな仕事をされている方が登場する。そこがこの本の面白いところだと思う。一人の方の好みの本を沢山紹介した本ではない点が良いのかも知れない。ただ、この本で紹介されている本で、読んでみたいなと思った本はそれほど多くない。それだけ、本の好みは異なるのかも知れない。紹介された本よりも、登場するゲストの生き方の一部を知るだけで、面白いと思う。本の紹介という形を取っているけれど、この本にあるのは登場する方のいろんな生き方や考え方の紹介なのである。とても面白い本だった。第二弾を期待したい。
(125冊目/2011年)
ビジネス, 本, 読書

『仕事は「捨てメモ」でいまくいく』
予定どおり、帰りの電車の中で読み終えました。『仕事は「捨てメモ」でうまくいく
』に僕が期待していたのは、何だったかと言うと、メモ自体の書き方とか、どのように活用するかとか、或いはどういう形で残すかということでした。そういう部分はないのかなと思いつつ、3分の2くらい読み終えた時に、期待していた内容を見つけました。それまでは、「捨てメモ」の意義や効用が語られている本でした。
三つの捨てる原則が語られています。ひとつは余計な情報を捨てて、必要なものだけをメモすること。ふたつめは、きれいに書たいという欲を捨てること。最後にメモ自体を捨てることです。これが「捨てメモ」の意味です。そして期待していたメモの仕方は、さっとカタカナでなぐり書きするというものです。
ビジネス本を読んでいて思うことは、自分自身のやり方やスタイルを持つことが大事だということです。本に書かれたことをそのまま真似るのも悪くはないのですが、それが自分のやり方に合っているかということが重要です。そうでなければ、本を読んで得たヒントを元にして、自分自身のスタイルを作っていくのが良いと思います。自分に合ったやり方を見つけなければ、ただ真似をしても決して長続きしません。それから、継続することも大事です。自分のやり方と言えるほどに馴染ませることで、より一層自分に合ったやり方になっていくのだと思います。
メモすることを考えることは大事、そういうことに気付くヒントを与えてくれた本だったと思います。僕自身とてもせっかちなので、やり方そのものについてもっと解説して欲しかった気がします。
(116冊目/2011年)
ビジネス, メモ, 読書

『サボる時間術』理央周
予定を何も入れない時間帯を予め作っておいて、いつものこなす仕事はそれ以外の時間に済ませてしまう。予め確保した「サボる時間」を使って、より創造的な仕事、緊急でないけれど重要な仕事をする。乱暴に言えば、そういう時間術の本である。
僕が読んだ時間術の本は、仕事をもっと沢山するための時間術であったり、沢山あり過ぎて仕事に追いかけられることがなくなる時間術などが中心だ。いったい『サボる時間術
』って、どんな時間術なんだろうと、この本を初めて見た時に不思議に思った。その不思議に惹かれて、この本を買って読んだわけなのである。そう思わせる時点で、この本はある意味勝利している。
勝ち負けはともかく、期待していたのとは違った本だった。かなり奇抜な時間術に違いないと思って買ったものの、案外正当派だった。時間術と言うと、手帳などのツールの使い方だとか、今ならスマートフォンのアプリだとか、そんな感じかなと思いきや、そうではなかった。僕が真似したいと思うことがあるかと言うと、あまり無さそうだった。どうやら僕の場合、この本にはまる条件を満たしてないらしい。
いずれにしても、ひとつひとつのヒントには、頷けるものもいくつかあり、一日中黙々と単純作業をこなしていくより、一塊の時間を作って、そこでいろんなことを考え出したり、生みだしたりする、そういう発想は全くそのとおりだと思う。どれだけ残業をしても、毎週1回の一塊のサボる時間帯で生みだすものにはかなうまい、そんな気がしてならない本であった。
( 115冊目/2011年)
ビジネス, 時間術

『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』夏川賀央
時々自分の行動の裏付けを取るみたいに、自分の行動に関連した本を読みたくなることがある。この本も、そういう動機で買った本だ。期待していた内容とは、少し違っていた。残業をしないことの正当性とか、意味とか、どこかでそういう答えを期待していたようだけど、そうではなくて発想だとか、枠組みだとかが、そもそも違っているというのが、この本の主張だ。確かに納得できる部分は、多々ある。残業するかどうかではなく、自分自身にとって何が大事かということである。
残業をしないだけではない。上司の言うことは話半分に聞き、メールには早く返信し、異性に優しく、帰りに寄り道もする。出張などの交通費請求は迅速に済ませ、案外他人の悪口を言い、スパッと会社を辞めてしまうのが、仕事ができる人である。いやいや、仕事ができる人はそういう人が多いということだ。条件を満たしていたからと言って、その人全てが仕事ができるわけじゃないと思う。『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?
』が描いている「仕事ができる人」は、そういうイメージである。
一番大事なのは、自分のために行動すること。会社のためでも、上司のためでもない。自分自身にとって何が大事かを知っており、それがぶれない人が、仕事ができる人なんだろうと思う。
(101冊目/2011年)
ビジネス, 残業

『読んだら、きちんと自分の知識にする方法』宮口公寿
本を買う場合、読書メーターやAmazonでじっくり口コミをチェックすることはそれほど無いような気がする。この作家の本は全部読もうと決めて、出版順か気の向くまま買ったりする。或いは本屋さんで平積みされている本が気になって買う場合、ほとんどは本の装丁だとか、タイトルだけで買ってしまう。
『読んだら、きちんと自分の知識にする方法
』に関して言うと、タイトルに惹かれて買った本だった。本を沢山読む割には、記憶に残っていない気がするし、実践していきたいという思いもある。そういう問題意識を持った人だと、この本のタイトルは気になるのではないだろうか。
結果的には、期待していた内容のものではなかった。僕が勝手に期待していた内容とは違っていたということだ。何となく思っていたのは、本を読んで実践することによって自分の知識にしていく方法だった。本の帯にもあるように、この本は記憶術の本だった。僕がビジネス本などを読む目的は、知識として身に付けるためではなく、試しにやってみてそれで良い結果が出たら、自分のものにして行くということだ。この本にもあったのだけど、大事なのはどういう目的で本を読むかということだろう。その目的に応じて「自分の知識にする方法」があるのだと思う。
(41冊目/2011年)
ビジネス, 本, 読書

『仕事に幸せを感じる働き方』横山信治
伸びる若手社員の条件は、上司や先輩の言うことを素直に受け止めることがひとつで、二つ目の条件は謙虚であることだと、以前このブログで書いた記憶がある。若い社員だけでなく、僕自身の反省でもある。長い間仕事をしていると、それなりに「できる」ようになっていくのが当然のことだから、自信がついてくる。その自信はやがてプライドみたいなものになり、誰かがアドバイスしてくれても自分のやり方が一番だと思っているから、まともに聴く耳を持たなくなる。仕事を取り巻く環境は常に変化しているから、それに柔軟であることが必要だけど、変なプライドを身に付けてしまうと変化について行けなくなる。どんな時でも、どんなことに対しても、柔軟であり、謙虚であり、素直な心を持っていることが、人間の成長には必要な要素だと思う。
この本『仕事に幸せを感じる働き方
』は、会社や仕事に嫌気がさして転職したいと思ってしまうような方に向けて、今の仕事でも考え方ひとつで充実した働き方はできるものだという趣旨の本で、作者の実体験も踏まえて語られている。転職を悪いと主張しているわけではなく、転職が成功するにはそれなりの条件があるということだ。最も印象に残ったのは、物事は全て自分で決めているということ。給料が安いと嘆く人が居るが、入社する時にはどれくらいの初任給なのかを意識して入社している。ただ思ったより上がらないとか、ボーナスも少ないとか、自分自身が勝手に期待したものとの乖離が生じるから不満になっているだけだ。自分は評価されず、昇進もできないと嘆く場合もそうだろう。人事は確かに完全に公平ではないけれど、平均するとそこそこ確かに正当に評価されているものなのだと思う。たまたま置かれた環境で公平だと思えない人事があっただけかも知れないし、むしろ優遇されていた時期もある筈なのだ。
全ては自分自身が決め、自分自身の行動が評価され、今の自分がある。そういう考え方が僕としては好きだ。全ての原因は、自分自身にしかないのである。それを他人や世の中の仕組みのせいにしても、何も得られない虚しい我が儘でしかないと思う。もちろん、本当に運が悪かったり、環境が悪かったりすることもあるけれど、そのせいなんだと思っていても何も変わらない。何かを変えるためには、自分自身が変わらないといけないのだ。このことを思い出しただけで、この本を読んだ価値はあったのかなと思う。最初はどうかなと思いつつ読み進めてみると、忘れてしまっていたことを思い出すことができる良い本だったと思う。
(15冊目/2011年)
ビジネス, 本, 読書

『あしたからの仕事が楽しくなる小さな習慣』中井俊巳
この本『あしたからの仕事が楽しくなる小さな習慣
』と一緒に買った本は、『仕事に幸せを感じる働き方
』という本。つまり今は仕事が楽しくないし、幸せだと思っていないということだ。どちらかと言うと、仕事以外の楽しみを持って、仕事を続けているということで、1日の大半を仕事に費やしている限り、決して楽しくない状態だと思う。
そもそも仕事とは楽しくないものであって、プライベートな生活をする糧を得るために働いているのだと思っている方もいるだろう。それもひとつの考え方だと思うけれど、全然楽しくないし、全く楽しみもないとしたら毎日が苦痛になってしまうから、やはり楽しいに越したことはないと思う。僕自身としては、こういう駄文を書いて過ごすことが一番楽しいから、ブログを書くこと、文章を書くことが仕事だったらどんなに良いかと思うことがある。でも、こんなもので生活できるようになれるとは、思っていないので、好きなことを仕事にするということは現時点では現実的ではないだろう。だったら今の仕事を少しでも楽しいと思えるようにするためには、いったいどうしたら良いのだろう、そういう思いがあって2冊の本を手にしたのだと思う。
前置きが長くなってしまったが、『あしたからの仕事が楽しくなる小さな習慣
』は会社に入ってそれほど時間が経っていない、若手社員が読むのが良い本だと思う。仕事をする上で日常的に起こりうる場面で、どのような行動を取り、どのような心構えで臨めば良いか、そういうヒントが得られる本だと思う。なぜ若手社員向けかと言うと、これから伸びて行かなくてはならない人達にとって、有意義な内容だと思うからだ。会社生活の終盤に差し掛かっている僕にとっては、まさに「初心忘るべからず」という内容の本だった。
これまで直接の部下だった若手社員を振り返ると、一番伸びたと思える社員は、上司や先般の言うことを素直に受け止め、理解できた社員だと思う。いくら能力のある社員でも、我が道を行くタイプだと、それほど伸びないと思う。いろいろな人の考え方や仕事のやり方を素直に聴き、吸収して行ける社員はぐんぐん伸びるのだと思う。そういう意味では、僕自身もそういう基本的なことを忘れかけていた気がして、この本を読んで心が洗われる気がした。「驕る者久しからず」ということだろう。
(11冊目/2011年)
ビジネス, 本, 読書

12月7日に買った雑誌
本以上に雑誌のパワーは偉大だ。雑誌の総ページ数のごく一部に気になる記事があっても、買ってしまう。本屋さんで立ち読みしたら、それで済みそうなくらいだけど、ついつい買ってしまう。僕の場合、気になる特集記事があると、中身も確かめずに買ってしまう方だ。さらに雑誌の持つパワーがすごいと思うのは、買っただけで読んだ気になれるところだ。『暮らしの手帖』などは買って帰って飾っておくだけで、中身は全て読んだような気になってくる。実際はパラパラと捲っただけなのに。
そんなわけで、雑誌の不思議なパワーに引き寄せられて、今日会社の帰りに買ってきたのは、3冊の雑誌である。『DIME』はだいたい毎号買っているので、定期購読に近い雑誌だ。今日が発売日で、同じ発売日で良く買うのは『日経ビジネスアソシエ』なんだけど、今日発売されたものは特集記事に全然興味が無いので、買わなかった。その代わりにというわけじゃないけれど、たまに買う雑誌を2冊買った。『週刊ダイヤモンド』と『ダ・ヴィンチ』である。
「2011年の読書計画」について朝書いたばかりで、「BOOK OF THE YEAR 2010」という恒例の特集に惹き付けられてしまったようだ。まんまと術中にはまった。今年の一冊で読んでいない本は、来年読む本の候補にしたい、そんな思いがあったから、この本を引き寄せてしまった。頭の中にキーワードがあると、どうもそういうものを引き寄せてしまうようだ。頭の中にあるから、ひっかけてしまうと言った方が良いかな。
『週刊ダイヤモンド』も特集によってたまに買う雑誌である。ビジネス誌だから、投資とかお金に関する特集には興味を覚える。
トレンド, ビジネス, マネー, 本, 読書, 雑誌

『EVERNOTE「超」仕事術』倉下忠憲
Evernoteとはご存知だと思いますが、情報をインターネット上に保存できるノートのようなクラウド・サービスです。ご存知ない方は、Evernoteのサイトを参照してみてください。かなり前にこのサービスのことを知って、是非試してみたいと思いつつ、なかなか実行できないでいました。そんなこともあって、試すきっかけとして使用法について書かれた本を読んでみようかな、と思い買った本です。買ってからもしばらく寝かせてしまったので、かれこれ時間的にはたっぷり過ぎています。
使い方というのにはふたとおりあって、ひとつは操作法で、もうひとつは活用法だと思っています。最近のこういうサービスの操作法は、そこそこ直感的にわかるようになっていますので、あまり心配していません。重要なのはどう活用するかということ、つまり活用できるかどうかです。操作法を完璧にマスターしたとしても、活用法が決まっていなければいずれ使わなくなってしまいます。そういう意味で『EVERNOTE「超」仕事術
』を買って読んでみたのです。
興味深かったのは、GTDのツールとして使う活用法でした。GTDとはデビット・アレンという方が提唱しているワーク・マネジメント・システムで、Getting Things Doneの略です。同氏の『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
』を以前読んだことがあります。おおざっぱに言うと、頭の中にある気になっていることを全て書き出して、頭を空っぽにしておいて、考えることに集中させようというものです。そのために気になること、つまりタスクなどを確実に処理していけるシステムを作るというものです。
このGTDにEvernoteを活用しようというのですが、確かに何でも記録できるツールですから、頭の中の気になっていることを全て書き出すにはちょうど良いツールなのかも知れません。タスクとしての書き出しもできるようですし、管理方法さえ決めておけば十分活用できると思いました。
他にもいろいろな活用方法が書かれている本で、とても参考になります。実際に使い始めてみて、読み返す必要があるでしょう。今回はざっと読んでみて今後使いこなそうとする時にどこを読み返せば良いのかを知るということになったわけです。
(147冊目/2010年)
サービス, ビジネス, 仕事術, 本, 読書