『朝時間のすごしかた』

この類の本、つまり自分がやりたいなと思っていることや、実際にある程度実行していることに関する本は、読んで学ぶ段階ではなくなっている。自分なりのやり方を見つけ、どんどん実践していく段階なのである。この本を読んでいて、つくづくそう思った。もちろん、たまに読んで自分のことを客観的に評価してみることも必要だと思うのだけれど。

朝時間のすごしかた』は、いろんな人の朝時間のすごしかたや朝食のレシピなどの情報満載のサイト「朝時間.jp」を本にしたものだ。掲載された情報などが本の形になったものである。

内容としては、女性向け。男性でも参考になる情報は沢山あるのだけれど、朝時間と美容などに関しては、良く分からない。女優やタレントの朝時間のすごしかたを紹介しているページもあるが、そのほとんどが女性で、男性は僅かにひとりだったりする。「朝時間.jp」のサイトをご覧いただくと、女性向けだということが一目でわかるだろう。でも、こういう本って、結構面白いと思う。
(38冊目/2011年)

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『シンプルを極める』ドミニック・ローホー

とにかく何かが変わる気がする。何のことかと言うと、シンプルな生活をすること、つまり物を持たない生活をすることだ。言い換えれば、不要な物や気に入ってない物を手放して、すっきりした生活をするということである。一度文明の味を占めたからには、物を持たないと言っても、ある程度の物を持っておかないと逆効果でストレスになってしまう。物を持たない状態とは、ちょうど良いくらいの物を持っている状態のことだと思って欲しい。ドミニック・ローホーさんの本は、これで3冊目だったろうか。まず『シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう』を読んで、つい最近『ゆたかな人生が始まるシンプルリスト』を読んだ。そして3冊目がこの『シンプルを極める』である。シンプルな生活に興味を持っている方には、とても良い本だと思う。そうでなければ、ちょっと退屈かも知れない。引っ越しを前に不要な物を処分して、すっきりしたいと思っている僕にとっては、後押ししてくれる本だと思う。

シンプルを極める』は3章立てになっていて、最後の第3章が実践編で一番面白かった。思い当たるところが次々と出てきて、その度に物を処分しなくてはと思ってしまう。理論よりも実践あるのみだと思う。実践した後で何を感じるか、それが大事だと思う。この手の本はもうそろそろ卒業かも知れない。
(27冊目/2011年)

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『ダメなパターンから抜け出すためのちいさな工夫』吉山勇樹

「すごいな」と思う人と、そうじゃない人の違いは、ほんの小さなちょっとしたことをやっているかいないかなのだと思う。大きな違いは、小さなことの積み重ねで出来上がるんだと、僕は思っている。ほんのちょっとした当たり前のことができるかできないかで、大きな違いが出て来るのだと信じている。『ダメなパターンから抜け出すためのちいさな工夫』は、そんなちょっとしたことが50個書かれている本。これはできているなと思うことも、いくつかあるし、これはいいからすぐにやってみようと思うことも、沢山ある。

そんな中でこれはすぐやらないと、と一番感じたことは、「靴をきれいにする」ということ。靴が汚れている人は、それだけ自分に余裕がない証拠だということが書かれている。仕事から帰った時に、ちょっと靴を磨いてやるのが良い。新しい靴ということではなく、古くてもしっかり手入れされているものが良い。靴だけじゃないと思うのだけど、靴が一番目立つのだろうと思う。

こんな何でも無い小さなことで、大切なことは沢山あるんだと思う。大きなことを成し遂げるには、小さなことを積み重ねることだと思う。保管しておいて、時々読み返して、大切なことを忘れないようにしたい。
(24冊目/2011年)

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『暮らしのヒント集』松浦弥太郎

暮らしのヒント集2』は「暮らしの手帖」に連載されている暮らしを豊かにするヒントを集めて本にまとめたもの。以前『暮らしのヒント集』を読んでいいなと思ったので、2冊目のこの本も必ず読んでみようと思っていた。

人生というのは、ほんのちょっとした些細なことに、喜びを感じられるかどうかで、幸福でいられるかどうかが決まりそうな気がする。そんな些細なことへの気付きを促してくれるのが、この本だと思う。些細な喜びに気付くことができるかどうか、そのヒントが書かれている。ていねいに生きるということは、些細な喜びに気付くことができるということではないかと思う。毎朝必ず1杯の煎れたてのコーヒーを飲む楽しみ、みたいなものを感じることができるか、何気なく飲んでいるだけなのか、そういう違いだと思う。

身の回りのいろんな出来事やいろんなものに対して、そのこと自体が良いか悪いかではなく、そのこと自体をどう受け止めるかによって、人生は良くも悪くもなるのではないか、そんな思いが最近の僕にある。「しんどいな」と思うことでも、それを何とかすれば自分の成長に繋がると、前向きに受け止めることができる人と、嫌がって逃げるか、ただ文句を言い続けたりする人の違いだろう。受け止める力、つまりいろんなことに寛容であり、そのまま受け止めて自分なりに消化することこそが、幸せの種になるのだと思う。

こんなふうに大袈裟なことじゃないけれど、幸福の種が沢山詰まっている本が、『暮らしのヒント集』であり、この『暮らしのヒント集2』だと思う。最近ブログの更新も遅れがちだけど、こうしてひとつずつ書き足していけること、このことが毎朝の楽しみだと思う。
(14冊目/2011年)

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『ゆたかな人生が始まるシンプルリスト』ドミニック・ローホー

著者のドミニック・ローホーさんは、禅の修行や墨絵の修得を通して日本の精神文化に精通されていて、前に『シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう』という本を読んだことがある。そんなドミニック・ローホーさんの新しい本を見つけたので、さっそく読んでみた。

ゆたかな人生が始まるシンプルリスト』というタイトルを見て、この本もシンプルな生活に関する本だと思っていたのだけれど、そうではなかった。目次を眺めると、毎日をシンプルにすることが書かれている部分は、9つのパートに分かれたこの本のひとつのパートだけ。どんな本かと言うと、考えていることや思っていることを、簡潔かつ具体的なリストの形に書き出すことで、人生が豊かになるという本。つまりシンプルなリストを作ることを勧めている本なのだ。

だからと言って期待外れだったかと言うと、決してそうではなくて、いろんなリストを実際に作ってみたいと思うようになった。手帳に夢を書くと夢が叶うみたいな本があるけれど、要するに手帳がリストに変わるだけだ。いろいろなケースにどのようなリストを作れば良いか、そのヒントが書かれた本である。僕の場合、読んだ本の中でいいなと思う本は、もう一度読んでみようと思うのだけど、この本もそんな1冊の仲間入りをした。
(13冊目/2011年)

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『50歳からの男の磨き方』川北義則

3連休+1日有給の4連休は、ほんの少ししか読書ができませんでした。4連休の真ん中の2日間が町内会の行事で時間が無かったことで、読書のリズムも狂ってしまったのと、やはり通勤の往復時間がないと、なかなかゆっくり本を読む気にならないのかも知れません。そういう反動なのでしょうか、仕事が始まってから読書は好調になってきました。今年は2日に1冊ペースで読もうと目標を立てていることもあり、読めなかった連休を取り戻したいと思う気持ちがどこかにあるからだと思います。もちろん、読みたい本が無ければ読みたい気持ちは空回りしますし、面白そうだと思って買ってきた本も期待外れだと、なかなか読み進められなくなります。読みたい本を読んでいるから、読むペースも自ずから速くなるのだと思います。前置きがとても長くなりました。そろそろ本題に入りたいと思います。

川北義則さんの『50歳からの男の磨き方』を本屋さんで見つけて以降、ちょっと気になる本でした。とうとう火曜日に本屋さんで買ってしまいました。なぜ気になっていたかと言うと、やはりタイトルです。その歳になってみないとわからないものですが、人というのは年齢に応じて少しずつ考え方が変わるものだと思います。30代になった時、40代になったとき、そして50代になった時にいろんな思いになり、今も時々いろんなことを考えます。どういう生き方をするのが良いのだろう、自分としてどういう生き方が良いのだろう、そんな思いがあるから、こういう本のタイトルが引っかかるのです。

こういう本を読めば解決するかと言うと、絶対に解決しない疑問や自分への問いかけがあるわけなのですが、ちょっとしたヒントになれば良いと思う気持ちから、こういう本を買ってしまうのです。さて、『50歳からの男の磨き方』ですが、「磨き方」と言うと努力してこんなふうになろう、みたいな本を連想するのですが、そうでもありませんでした。むしろこういう心構えで行動するのが良い、みたいなヒントを得ることができる本でした。それは飽くまでヒントでしかないわけで、大事なのは自分としてどうするか、読んだヒントを自分なりに吸収した上で、自分らしいやり方で実践していくことです。置かれている環境も人それぞれなので、本に書かれたとおりに実践すれば全てうまくいくものではありません。

最後に一番印象に残ったのは、著者が引用していた芥川龍之介さんの次の言葉でした。
「人生を幸福にするためには、日常の些事を愛さねばならぬ」
(6冊目/2011年)

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『30歳からの暮らし方』柳沢小実

「天然生活」という雑誌に連載されたエッセイ集。本屋さんで見つけて、装丁にも惹かれて買った本。印象的なのは、「はじめに」の冒頭だった。「日常のなかの、ほんのささいなことを大切にできる人に憧れます」という言葉だった。僕が最近感じていることは、日常というのはほんのささいなことの積み重ねで、それを大事にできる人になりたいということだ。憧れと言うよりも、僕にとっては理想なのだと思っている。

そんなわけで、『30歳からの暮らし方』を読んでみたのだけど、30編を越えるエッセイのうち、いいなと思ったのは少しだけだった。だからと言って買ったことを後悔する本ではなく、期待が大きかったのと、期待した内容がそれほど多くなかったということだ。長い休みにゆったりと読むのにちょうど良い、素敵なエッセイ集だと思う。ワクワク、ハラハラ、ドキドキの本も楽しく読めるけれど、こういう静かに読むのにぴったりの本が良い。ゆったりと時間が流れる休日に、ひとりで落ち着いて本を読みたいと思う。そういう場面にぴったりの本だと思う。こんなエッセイが書けたらいいなと思いながら、今年最後の完読本をそっと閉じた。

今年読んだ本は再読本も含めて、全部で168冊になった。そのうち小説は、50冊を越えるくらいで、約3割を占める。今ある本のストックは、小説がほとんどだったりする。新年は小説を沢山読みたいと思っている。新しい年の始まりまで、あと8時間となった。
(168冊目/2010年)

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