
『ザ・万遊記』万城目学
新聞や雑誌などに掲載したエッセイを集めた本。『ザ・万遊記
』にはドラマ化されたものや映画化された小説に関する話題、なぜか湯治とスポーツ観戦をセットでやる企画、「渡辺篤史の建物探訪」に関するものなど、いろいろなエッセイが集められている。
一番面白かったのは、ごく普通のエッセイだったりする。もちろん、綾瀬はるかさんとの対談の話題なども、とても興味深い。スポーツ観戦ものに関しては、興味のあるスポーツなら面白かったのだけど、そうでないスポーツは今ひとつ読みにくかった。万城目学さんの本を初めて読んだのは、エッセイだったと思う。そんなにエッセイ集を沢山出しているわけではなく、この本が2冊目なのだけど。
このエッセイ集で、とりあえず出版されている万城目学さんの本は、全てを読んだことになる。新しい小説が関西圏のどこの府県を舞台としているのか、かなり待ち遠しい。
(37冊目/2012年)
エッセイ, 万城目学
万城目学さんの小説やエッセイは、だいたいのものを読んできた。最新のエッセイ集と、今読んでいるこの小説を読めば、全部読めたことになる。僕の場合、だいたいは作家で本を選んでいる。面白かった本が何冊かあると、その作家の作品をリストアップして全部読もうという気になるから、そういう作家の本は意識的に読むことになっている。
昨日から読み始めた『偉大なる、しゅららぼん
』は、頁数が500頁を越える本だから、なかなかの長編である。1頁当たりの文字数も結構多そうな本で、なかなか読み進められない。昨日は睡眠不足気味で電車の中でとても眠くなったこともあるのだけれど。とりあえず、昨日読み進められたのはちょうど100頁くらいである。物語が動き始めそうなところまで読み進めた感じだ。
この土日も意識的に読み進めることをしたいと思っているけれど、もしかすると今月いっぱいかかって読み終えることになるかも知れない。今のところ、面白そうな小説だと思っているところだ。
万城目学, 小説

『鹿男あをによし』万城目学
面白かった。万城目学さんの本を読むのは、これで6冊目になり、そのうちエッセイが1冊。この『鹿男あをによし
』で小説は5作目と言うことになる。エッセイは別として、どの作品も奇想天外な内容である。そして順番に関西の各府県が舞台となっている。「鹿」と「あをによし」となると、今回読んだのは奈良県が舞台となっていることは、分かりやすい。最近映画化された『プリンセス・トヨトミ
』は大阪が舞台である。
奇想天外な物語は、あまり読む機会が無いけれど、そういう小説に対する僕が持っているイメージはこんなふうなものだ。設定が奇想天外であるなら、主人公も不思議な力を持っていたりして、すごい超能力者だったりする。この『鹿男あをによし
』も他の万城目さんの作品も、登場人物はごく普通の人間なのである。このあたりが、奇想天外な設定だけど、身近な物語に感じられる理由かも知れない。
これから読む方のために、ストーリーには敢えて触れないけれど、400ページを越える小説なのに、早くも読み終えることができたのは、とても面白いことと万城目さんの文章が抵抗無くすらすらと頭の中に入ってくるからである。一番面白かったのは、剣道の試合の場面だったかも知れない。小説の中の登場人物と一緒にハラハラしたり、ワクワクしたりする感覚を共にした。
滋賀県を舞台とする最新作『偉大なる、しゅららぼん
』に関しても、大いに期待している。
(88冊目/2011年)
万城目学, 奈良, 小説, 読書