夜明けのブランデー

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 立て続けに池波正太郎さんの本を読んだ。たまたま読みたいと思っていた本が面白かったので、昨日立ち寄った本屋さんでも池波正太郎さんの本が目に付いたのである。エッセイ集で挿絵も池波正太郎さんの描いた絵である。大人っぽいお洒落な本で、タイトルの『夜明けのブランデー』もぴったりだと思う。
 この本にも「万年筆」というタイトルの文章があった。一番合っているのは、モンブランの万年筆のようだが、岩本止郎さんの作った万年筆のことが書かれている。もう亡くなられている方だが、有名な方だったようだ。万年筆好きと言うには、まだまだ駆け出しのような僕が言うのはおこがましいが、万年筆の文章にはなぜか惹かれるものがある。
 お酒の飲み方に関する文章も、興味深く読んだ。若い頃はいくら飲んでも平気だったようだ。沢山飲みたいと思わないけれど、酔っぱらわないように飲みたいと、僕は最近痛切に思っている。軽く飲んで、遅くならずに帰るのが良いと思っている。今の年齢で考えると、そういうのが最も良い飲み方だと思っていて、飲む前はいつもそう思う。飲み始めると止まらずに酔っぱらったりしてしまう。年相応の飲み方があると思う。もう一気飲みをする歳ではないと思っている。
 上手く言えないけれど、年相応という感じで、そんなふうな風格を感じる本だった。年配の紳士が書かれた本だという感じがして、ちょっと憧れる気持ちになる。
(19冊目/2010年度)

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