良いお天気になった日曜日、春を探しに散歩に出かけた。
どこにでもあるような雑草が咲かせた花の世界を、覗きに出かけた。マクロレンズを持って。
カメラを持って散歩に出かけ、路傍に咲く小さな花を見つけては、写真を撮っていた頃もあった。
最近はそんな散歩もしていなかったけど、久しぶりにカメラを持って出てみた。
どの花もほんの小さな花で、気を付けて見ていないと見逃してしまいそうな花だ。
何処にでも咲いていて、ちょっと有難味も無いような花だ。
マクロレンズを通して見ると、何だか違った世界が見えるようだ。
小さな花かと思ったら、それがさらに小さな花の集まりだったりすることもある。
楽しみとはそういうところにあるんじゃないか、ほんのちょっとしたものを見つけられるかどうかに、かかっているのではないか、そう思うのだ。
立派な花も良いけれど、毎年春が近づいて来たら咲き始める、お馴染みの小さな雑草達が咲かせる花でも、ワクワクするような気持ちを感じることがある。
春本番は、すぐそこまで、来ている。もうじき、桜が咲き始める。