誰かが待っているから旅をする、『旅屋おかえり』

投稿者: | 2012年7月11日

『旅屋おかえり』原田マハ

旅屋おかえり』読み終えたら、心の中に温かいものが残った。やわらかくて、やさしい灯りが、夕闇の中に灯っているようだった。

本屋さんに立ち寄る度に、表紙のたけわきまさみさんのイラストが微笑んでいて、とても気になっていた。まだ一度も読んでいない原田マハさんの本。少しずつ「読みたい」という気持ちが膨らんで来て、ある日お酒を飲んだ返りにこの本を買った。

僕の場合、買った本はある程度の期間寝かして置くことが多い。買ってすぐ読む本は、珍しい。この本は、その珍しい本のひとつだった。読みたい本が沢山あって、沢山の積読本がたまっているのだけれど、この本を真っ先に読みたくなった。予感めいたものがあったのかも知れないし、最近かなり売れている『楽園のカンヴァス』も早く読みたいと思っていたからという気もする。

読み終えて、「やっぱり読んで良かった」と思える本だった。ふたつの旅があり、ふたつの話があるのだけれど、それが別々になっている連作短編みたいな形でないのも、良かったと思う。続編がありそうな余韻を残しているような気もするが、続編が出たらまた読むだろうけど、続編が出ないままでも良いと思う。読み終えて残った温かいものを冷まさないためにも、続編は出ない方が良いのかも知れない。

この本を読み終えて、さっそく『楽園のカンヴァス』を買いに行きました。そして、またまた珍しく、すぐに読み始めました。
(76冊目/2012年)


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