12月に読んだ本

2012年12月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4978ページ
ナイス数:746ナイス

シルバー川柳 (一般書)シルバー川柳 (一般書)感想
身につまされるようなテーマが多いのですが、不思議と前向きさや元気さを感じます。大変だなあと思う反面、クスッと笑ってしまう作品が沢山あります。老いることはどんな人でも避けられない宿命ですが、それを受け止めて、明るく前向きに暮らしていけること、それがシルバーライフの理想だと思います。口で言うほど簡単ではないでしょうけど。
読了日:12月30日 著者:社団法人全国有料老人ホーム協会,ポプラ社編集部

 

 


鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
辻村深月さんは、『ツナグ』に続いてこれが2作目です。『ツナグ』はストーリーの面白さみたいなものもありましたが、この本は心理描写が中心でした。5つの短編が収録されている短編集ですが、共通しているのは罪を犯す者或いは罪を犯しそうになっている人、罪の傍らに寄り添う人の心理描写というところでしょうか。女性の視点での心理描写です。そういう点で若干読みにくさを感じました。全体的に暗い話で、読後感も良くありませんが、こういう作品の方が読み応えはあるのかなと思ったりしました。
読了日:12月30日 著者:辻村 深月

 


僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)感想
経済の原則からすると、一時的に収入を増やそうとしても、決してしんどい働き方からは脱却できません。収支バランスを改善する働き方よりも、土台を作る投資型の働き方が良いというのが、この本の主張です。資本主義経済の原則をとてもわかりやすく解説している本で、理解しやすい本です。働き方を変えたいと思っている僕にとっては、大いにヒントを与えてくれる本だったと思います。
読了日:12月27日 著者:木暮 太一

 

 


旅猫リポート旅猫リポート感想
2日間で読んだのに、1日で一気に読んだような印象深い物語でした。物語の展開もとても早く感じました。いろんな登場人物のそれぞれの人生も面白いですし、何よりも主人公の悟ができすぎている感じはします。それが悪いわけではなく、本当にいい感じなのです。旅猫ナナとうちの愛犬を比べながら読んでました。しばらくは、うちの愛犬との良い関係を意識しそうです。今年読んだ本の中で、読んで良かったと思う本でした。
読了日:12月26日 著者:有川 浩

 


カンガルー日和 (講談社文庫)カンガルー日和 (講談社文庫)感想
10頁前後のとても短い短編小説が17編、それと「図書館奇譚」という50頁弱の短編が収録されています。それぞれの短編が描く世界観は独特で、不思議なものなので、ストーリーはわかるし、文章も読みやすいのですが、著者が何を表現しようとしていたかについては、自信を持って理解できたと言えない本でした。ただ、著者もあとがきで書いていらっしゃいますが、長編のためのスケッチ風に書かれたものとして読むと、それほど堅苦しく読まずに読んだままを受け止めれば良いのだと思えてきます。
読了日:12月24日 著者:村上 春樹

 


ピース (中公文庫)ピース (中公文庫)感想
秩父周辺で起きる連続殺人事件の謎を定年前の刑事が解くというミステリー作品。僕がほとんど読まないジャンルの本だと思うけれど、何となく興味を持って買って、1年以上積ん読状態だった本です。後半はかなりペースが上がったものの、前半は睡眠不足もあっていつもよりスローペースになってしまいました。やっと読み終えた感じです。面白かったけど。
読了日:12月23日 著者:樋口 有介

 


クラウドクラスターを愛する方法クラウドクラスターを愛する方法感想
『ふがいない僕は空を見た』、『晴天の迷いクジラ』に続く第3作。個人的には、2作目の『晴天の迷いクジラ』が好きです。今回の作品は、家族とか、父、母のつながりがテーマになっていて、主人公の心理描写が中心なだけ、淡々とした物語になっています。読みにくさは感じないものの、地味で盛り上がりが無い印象を受けます。表題作と短編の2編が収録されていますが、特に表題作は角田光代さんの小説に似ているなと思いました。
読了日:12月20日 著者:窪 美澄

 


残り全部バケーション残り全部バケーション感想
伊坂さんらしい作品でした。どういう終わり方をするのかなと思いつつ読んだのですが、ところどころに置いてある伏線が、最後に全部繋がって、気持ちの良いラストになりました。それだけ、途中では良くわからなくなっていた気がします。この本を読んでしまったので、伊坂幸太郎さんの本のストックがゼロになってしまいました。新作の発売が待ち遠しいです。
読了日:12月18日 著者:伊坂 幸太郎

 


ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2感想
特別な能力を持った昴を中心とした仲間たちと、同じような能力を持っている組織アゲハとの戦いが、いよいよクローズアップされてきた。それぞれのバックグラウンドが徐々に明らかにされつつある。ACT-2では、国際会議を狙う組織カラスも含め、三つ巴の戦いが展開された。まだまだ続くので、来春4月5日発売予定のACT-3に期待です。
読了日:12月17日 著者:本多 孝好

 


僕の死に方 エンディングダイアリー500日僕の死に方 エンディングダイアリー500日感想
肺カルチノイドという病気で今年の10月に亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄さんの死に様(=生き様)が記された本。この本もそして自分自身の葬儀も、ご本人が最後にやり遂げたことのひとつです。本当に仕事が大好き、いや、大好きなことを仕事にされていたんだなと思いました。闘病しつつ仕事を続けることによって、余命0だったのが500日間も延びたのかも知れないと思うほどです。若くして亡くなられたのは、とても残念ですが、凝縮された500日間だったんだろうなと思います。僕が同じ立場になったとしたら、そういう想像さえできませ
読了日:12月15日 著者:金子 哲雄

 

ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1感想
本多孝好さんの小説としては、こういうジャンルのものは初めてだと思います。裏切られた感じですが、こういうのもまた面白いので、良い面で裏切られたのかも知れません。超人的な能力を持っている仲間たちが対立する組織と戦うアクション小説みたいな感じです。政治の世界の裏の話です。ACT-3が来年春に出るみたいなので、早めにACT-2も読みたいと思っています。
読了日:12月14日 著者:本多 孝好

 


手帳活用パーフェクトBOOK手帳活用パーフェクトBOOK感想
手帳活用のマニュアル本のような感じです。手帳術に関するいろんな事柄が網羅されています。正直なところ、手帳のデコレーションまで書かれているとは思っていませんでした。網羅されているということは、広く浅くということですが、浅すぎないところが良いと思います。しばらくはそばに置いて、振り返りつつ自分なりの手帳術を身に付けたいと思います。
読了日:12月12日 著者:

 


強運の持ち主 (文春文庫)強運の持ち主 (文春文庫)感想
瀬尾まいこさんにしては、珍しくミステリーぽい面がある短編でした。上司と折り合いが悪くて、半年で仕事を辞めて占い師になった主人公と、占いにやって来るお客さんたちの話です。それぞれ短編のラストは人公の優しさを垣間見ることができ、瀬尾まいこさんの小説らしい小説です。
読了日:12月10日 著者:瀬尾 まいこ

 

 


風が強く吹いている (新潮文庫)風が強く吹いている (新潮文庫)感想
700ページ弱の分厚い本でしたが、特に後半はかなりのペースで読みました。それだけ面白い小説だったということです。読み始めるのに、勇気が必要な分厚さですが、読み出したらあっと言う間です。走ることの意味、走ることだけではなくて、いろんなことに打ち込むことの意味を考えさせられます。特に走ることの魅力が、強く伝わって来て、走りたくなるかも知れません。とても良い本だったと思います。三浦しをんさんの小説は、ほんとうに幅広いです。
読了日:12月10日 著者:三浦 しをん

 


スタンダップダブル!スタンダップダブル!感想
一気読みでした。ミステリアスな部分や人と人の繋がり、支え合う温もり、強い気持ち、いろんな要素満載だった気がします。野球を知っていた方が面白いとは思うのですが、野球そのものがテーマではないので、知らない方にもお勧めの本です。今年ベスト3に入りそうな面白い本でした。すっかり小路幸也さんファンになってしまいました。
読了日:12月6日 著者:小路幸也

 


f植物園の巣穴 (朝日文庫)f植物園の巣穴 (朝日文庫)感想
こういう不思議な物語は、梨木さんにしか書けない。巣穴に落っこちたら、そこには不思議な世界が広がっていたのだけど、まさかそこに歯医者さんが出て来るとは、思ってもみなかった。動植物や生まれなかった自分の子どもなど、いろんな不思議が詰まっていて、混沌としているようで、最後にはまとめてしまう。そして、最初はとても難解に思えたのだけど、最後は知らず知らずに納得していたりします。
読了日:12月4日 著者:梨木 香歩

 


花々 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)花々 (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)感想
『カフーを待ちわびて』の傍らで展開されていた純子と成子の物語です。とても優しくて、ゆったりしていて、いい感じの小説です。穏やかさみたいな空気が好きです。いろいろ大変なことが起きるのですが、それが自然な感じに思えて来るほどです。まずまず面白い小説だと思います。
読了日:12月3日 著者:原田 マハ

 

 


人生激場 (新潮文庫)人生激場 (新潮文庫)感想
次から次へと繰り出される妄想ネタの連続に、圧倒されました。ある出来事から妄想したことを書かせると止まらないのではないかと思うほど、三浦しをんさんは妄想が大好きみたいです。妄想エッセイというジャンルのエッセイは、他の人には書けないような気がします。あまりに圧倒されるので、2冊連続で読めないのが難点です。
読了日:12月2日 著者:三浦 しをん

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