演じられた白い夜

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近藤史恵さんのミステリーは、自転車競技ものだとか、可愛い掃除人だとか、犬と若い女性のシリーズとか、本格的な推理小説では無いものばかりと思っていました。この『演じられた白い夜』は、密室状態で起きる殺人事件の台本と同じような事件が、次々と起きるという趣向の小説です。役者自身と演じている役柄がこんがらがって、わかりにくい面がありましたが、近藤史恵さんの文章はサラサラ読めます。雪に閉ざされた別荘のような狭い場所で、次々と起きる事件に、同じ場所に立っているかのような気持ちで、先へ先へ読み進めました。

作家の書く文章には、相性というものがあり、相性が良い作家の書く作品はすんなり読めてしまいます。近藤史恵さんもそんな作家の一人で、気がついたらサラッと読めているのです。

新年になって、事情があって読書のペースがガタ落ちになっていましたが、この本で8冊目になり、2日で1冊ペースをやっと取り戻しました。
(8冊目/2013年)

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