『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子

投稿者: | 2013年8月20日

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僕の積読本の中では、かなり以前からあった本。出版された時から、タイトルと装丁に惹かれていて、文庫本化されたのは約2年前で、その時もかなり迷って買った気がする。それから、何度か読もうと思ったけれど、なかなか読めなかったのは、多分読むのに結構時間がかかるのではないかという予感があったからだろう。実際、今回読むのにかなりの日数が必要だったし、読むペースもゆっくりになってしまった。

当然だけど小説にはいろんなものがあって、ストーリーを追いかけて楽しく読める本だったり、その表現を味わって読むのが相応しい本だったりする。時間がかかるのは後者だと思う。この本も後者の部類だと思う。

人形の形を借りてチェスをする青年の話である。彼にはチェスで強くなろうとか、有名になろうとか、そういう野心は無い。チェスの棋譜によって、詩を奏でる詩人のような存在なのだ。人形の中という狭い場所に入っている。彼の世界はそこだけと言って良い。チェスをする場は、いろいろと変わって行くものの、彼の世界は変わらないようだ。

ずっと積読本だった本を読み終えると、ちょっとした達成感を感じる。そういう本が結構沢山あったりするのだけれど、そろそろそういう本から優先して読破して行きたくなった。
(82冊目/2013年)


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