『銀河鉄道の父』門井慶喜

投稿者: | 2018年9月22日

直木賞受賞作と言うことで、この『銀河鉄道の父』のことは、ずっと前から知っていた。興味はあったが、果たして宮沢賢治の物語が面白いのかどうか、少々疑問に思っていた。でも、やっぱり読んでみたいと思って、買っておいた。しばらく手に取ることができなかった。面白いだろうかと言う疑問が頭にずっとあったからだ。初めて読む作家さんだし。

宮沢賢治の生涯を父親目線で描いた作品と言う点が、とても斬新だと思う。父でありすぎる父親の気持ちの動きが描かれていて、とても面白い作品だった。

「雨ニモマケズ」の詩は、もちろん知っていたけれど、道徳的或いは倫理観が垣間見える意味の詩のように思っていた。ひらがなではなくてカタカナなのは、そういう時代だったのかと思っていた。だが、少し違っていたようだ。

この本全体を通して、そして物語の最後にこの詩を読むと、何と切ない詩なんだろうと感じる。これまで感じていたこの詩の意味とは、少々違った意味に受け止められる。

心に何とも言えない余韻を残した本だったと思う。
(59冊目/2018年)


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