『これは水です』デヴィッド・フォスター・ウォレス

投稿者: | 2018年11月18日

アメリカの大学の卒業式でのスピーチと言うと、スティーブ・ジョブズのスピーチが有名だと思うが、色々な著名人がスピーチをしているようだ。

デヴィッド・フォスター・ウォレスは、アメリカの作家で、ポストモダン文学の旗手の一人とされている。ポストモダン文学とは、「ポストモダン文学は物語の矛盾を肯定的に含んだり(むしろ物語は常に矛盾を含むものである、といった姿勢)、時間軸の無秩序性、衒学性、蕩尽性、記号性、全面的破壊、模倣、大きな物語の終焉、普遍性への懐疑、自己の解体等々」(Wikipedia)の特徴を持つ。2008年9月12日に亡くなったが、死因は首吊り自殺とされている。躁鬱病に苦しみ、何度か自殺を試みていたようだ。亡くなった年の3年ほど前のスピーチである。

「これは水です」と言うのは、目の前に普遍的に存在するものであり、魚にとっての水であり、人間にとっての空気。

平均的な社会人の一日について、彼は「朝起きて、やりがいのある大卒ホワイトカラーの仕事に出勤し、九時間か十時間、がむしゃらに働きます。一日が終わると、ぐったり疲れて、ストレスを溜め込み、あとはただ、家に帰って、夕飯にありつき、たぶん二時間ほど、息抜きをしてから、早めに、バタンキューしたいだけ。…」と語っている。とても印象的なのは、この部分でした。

全体的には結構難解で、精神的に追い詰められていた状況を感じる部分も多々ありました。ページの空白が多い本なので、一気に読めてしまうので、近いうちに気が向いた時に、もう一度読んでみたいと思っています。
(77冊目/2018年)


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