『ざらざら』川上弘美

投稿者: | 2019年1月4日
『ざらざら』川上弘美

ざらざら』は、10ページ程度の短編小説が23編収録されている短編集。「クウネル」という雑誌に連載した短編のようです。解説によると、雑誌の見開きに掲載されていたようですから、どれもそんなに長くない短編小説です。

短編と長編と、どっちが好きかと言うと、長編の方が面白いと思うのです。ストーリー性の面白さがあるからでしょう。
でも、この短編集は繋がっている話のように思えるくらい、似通っている話が多い気がします。川上弘美さんのカラーになっているから、共通性を感じるのかも知れません。

今年から、読んだ本の読書ノートを書くことにしました。短編集は、書きにくいのですが、タイトルと内容を1行でまとめたらどうなるだろうと、書いてみました。
そしたら、やはり失恋を題材とした小説が多い気がします。
川上弘美さんの小説は、とても静かな印象があります。失恋しても、彼氏が浮気をしても、修羅場になることがありません。実に淡々としている感じです。そこが好きなところだと思います。

逆に燃えるような恋を描いている作品は、読んだことがない気がします。恋愛の真っ只中でも、実に淡々としています。それがまた、素敵なんだと思います。
(1冊目/2019年)


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