『樹木希林120の遺言』樹木希林

投稿者: | 2019年1月28日
『樹木希林120の遺言』樹木希林

まるで禅語の本のようだと、この本『樹木希林120の遺言』を読んで思った。
最近になって、この本や『一切なりゆき 樹木希林のことば』という本が、本屋さんに沢山並ぶようになった。本の帯に書かれたコピーが、何となく読んでみたいと思う気持ちを膨らませた。

なぜ禅語のようなのだろう。求め過ぎないという気持ちがこもっているからだろう。人生に対して、生活に対して、多くを望んでいない気がする。
全身癌といういつ死んでもおかしくない状態、つまり死を目前にしていることが、禅語のように悟った言葉に聞こえる理由だろう。

この本を読んで、強く思ったのは、僕自身がまだまだ肩に力が入っているということだ。こうしなければならないとか、こうするべきかで生きている気がする部分がある。そうでなくて、素直に「こうしたい」で生きて行く方が良さそうだ。「こうあるべき」では肩が凝る。自分は「こうなんだ」で生きると、肩の力が抜けそうな気がする。

人生は考え方ひとつかも知れない。考え方ひとつで幸せに生きることもできるし、苦しい道程にもなってしまう。自分はこうなんだと開き直ると、楽に生きられそうに思える。そんなことを考えながら、この本を読んだ。
(7冊目/2019年)


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